スタッフブログ

2021年7月8日 木曜日 スタッフ日記

ゲームで経済を学ぶ

こんにちは、本社三河です。

今日は経済の話を。

…と言っても、ゲームの中の経済の話ですが。

 

あるオンラインゲームではバザーと呼ばれるシステムがあり、そこではプレイヤーがアイテムなどを自由に売買することが可能です。

(注:ゲーム内通貨のみの取引であり、現実世界のお金は一切使用不可です)

 

いくらで売るか、いくらで買うか、全て個人の自由。

このバザーのシステムを数万人が利用しているのですが、ゲーム内経済の動きが実在の経済とすごく似ているのです。

どちらも根底にあるのは「需要と供給の関係」。

 

1つめの例。すごく人気のあるコンテンツが実装されたが、参加するためにはアイテムが必要である場合。

アイテムを買いたい人が増えるのでアイテムの価格があがります(安く買いたい)。

するとその商機に乗ろうと、アイテムを生産販売して稼ぐ人が増えます(高く売りたい)。

流通量(出来高)も増加し、最終的には「需要と供給の関係」で価格が自然と決まっていきます。

 

2つめの例を。ゲーム内でお金を稼ぐ方法は山ほど提供されています。

皆それぞれ自分の好みにあった方法を選択するのですが「1時間あたりいくら稼げるか」という時給の概念が広く浸透しています。そしてこれがまたバザーの価格動向に影響を及ぼします。ちなみに、この稼ぎ方についてのブログ記事をあげる人も結構います。

 

3つめの例。コンテンツの増加に伴い、年々お金を稼ぎやすくなっています。つまりゲーム内に流通する通貨がどんどん増える傾向にあり、この結果インフレ傾向にあります。これもコロナ下の実在のインフレ(最近アメリカで心配されていますね)と少し似ていますね(実在の経済の場合は、良いインフレと悪いインフレがありますが)。

 

いくつか例をあげてみましたが、たかがゲームされどゲーム、経済の動き方を肌で感じることができます。

プレイヤーの中には小中学生もいます。

ゲームを通じて経済を学べるといいなと思います。