平成27年1月5日にオープンした京都南支店に勤務させていただくことととなりました宮本でございます。
よろしくお願い申し上げます。
さて私は、大阪生まれの大阪育ちですが現在は奈良市内に居住しております。京都に比べて見劣りするというご意見もございますが奈良も最近は少しおしゃれになってきたように思います。
さて明日は節分です、ついこの間に正月を迎えたと思ったらもう一か月が過ぎてしまいました。
節分というと鬼ということで
奈良市内に「元興寺(がんごうじ)」というお寺がありますがこのお寺には鬼伝説があります。
昔、尾張国のある農家に落雷とともに子供の姿の雷神が落ちてきたそうです。農夫が杖で殺そうとすると雷神は「助けてくれれば雷神のように強い子供を授ける」と言うので農夫は雷神の助命を受け入れると雷神は雷に乗って空へ帰って行きました。
やがて農夫の妻が雷神の申し子ともいうべき子供を出産したのですがその子供は頭に蛇が巻きつき頭と尾を後頭部に垂らしているという異様な姿でしたが雷神の生まれ変わりともいうべき怪力の持ち主だったそうです。
成長したその子供は元興寺の童子(住み込みの小坊主)となりました。その頃、元興寺の鐘楼で童子が毎晩のように変死する事件が続いたので「鬼の仕業ではないか?」噂されていました。
雷神の生まれ変わりの童子は「自分が鬼を捕まえる」と深夜に鐘楼で待ち伏せしていたところ鬼が現れたのでその髪の毛をつかんで引きずり回したところ鬼は髪の毛を引き剥がして逃亡したので血痕をたどっていくと元興寺で働いていた下男の墓に続いていたのでこの下男の死霊が鬼となって現れたものだったということです。
このときの鬼の髪の毛は元興寺の宝物となりこの童子はその後も怪力で活躍し後に道場法師という名僧になったそうです。
現在でも地方では鬼のことを「がごぜ」「がごじ」「ぐわごぜ」「がんごう」「がんご」というのは元興寺に由来しているものだといわれているそうです。
この話は結構有名な話だそうです。
今年も豆を撒いて恵方巻きを食べて一年を元気に過ごしましょう!